産後の骨盤矯正、いつから行っていいんだろう。いつまでに行けばいいんだろう。
産前のパンツはまだ入らないし、抱っこで肩も腰もつらい。でも赤ちゃん連れの外出は、泣いたらどうしよう、授乳はどうしようと考えるだけで気が重い。
1か月健診は終わったのに、骨盤矯正の予約はまだできていない。その状態が何か月か続いている方もいます。
このページでは、行ける時期の目安と、予約の電話の前に聞いておくといいこと、それから、通えないあいだに自分でできることをまとめました。女優の土屋アンナさんがイス軸法を体験した動画も、後半に載せています。
産後の骨盤矯正は、いつから行っていい?
骨盤矯正の院やサロンの案内は、産後1か月健診のあとから、とするところが多いです。1か月健診は、出産から1か月ごろに受ける健診です。
子宮の回復の様子を見てから、として、産後10日〜2週間ごろから受けられる、とする院もあります。その場合も、先に健診で、受けてよいか確認してください。
骨盤矯正にいつから行っていいかが分かったら、次は、いつまでに行けばいいのかです。
産後の骨盤矯正は、いつまでに行けばいい?
産後3〜6か月でも、まだ間に合う、と案内している院があります。6か月をすぎても、受けられる所はあります。6か月を区切りに案内している院が多いですが、すぎたら受けられない、という意味ではありません。産後1〜3か月ごろがよい、と案内する院もありますが、それを過ぎたから無理、ということでもありません。
全国産前産後バースケアラー協会(助産師の団体)の記事にも、「産後健診などで回復状態を確認してからがひとつの目安」「『早く元に戻さなきゃ』と焦らなくて大丈夫」と書かれています。骨盤矯正は、期限で決まるものではない、ということです。
行く時期の見当がついたら、次は予約の電話です。赤ちゃんを抱えたまま電話をかけるのは、それだけでひと仕事です。
骨盤矯正の予約の前に、聞いておくといいこと

電話の前に、次のことを聞いておくと話が早いです。
- 赤ちゃんを一緒に連れて行けるか。見ていてくれる人や、ベビーベッドがあるか
- 赤ちゃんが泣いたときに、中断できるか
- 1回の時間が、授乳の間隔に収まるか
- 授乳中であることを伝えて大丈夫か。うつ伏せがつらいときは、先に伝えておくと姿勢を変えてもらえることがあります
- どんなふうに体をみてもらうのか。痛みのない方法かどうか
- 通うペースと、通う期間
- 料金
通う回数や期間の考え方は、院によって違います。最初に聞いておくと、あとで困りません。
聞いてみた結果、いまは骨盤矯正に通えそうにない、ということもあります。それでも、自分でできることは残っています。
骨盤矯正に通えないあいだ、自分でできること
バースケアラー協会の記事には、「整えてもらうケア」と「自分で整えるセルフケア」の両方が大切だと協会が考えている、と書かれています。通えないあいだは、自分でできることを一つ足してみる、という考え方です。
毎日くり返している抱っこと授乳が、まず見直せるところです。
抱っこと授乳のときの、ちょっとした工夫

抱っこは、赤ちゃんを自分の体に近づけるほど楽になります。体から離れるほど、腕と腰がずしっとがんばることになります。
抱っこひもは、赤ちゃんの位置が下がるほど、肩と腰にきます。ひもを締め直して、赤ちゃんを少し高めの位置に戻すと変わります。
授乳は、クッションやたたんだタオルで赤ちゃんの高さを上げると、自分が前に丸まらずにすみます。
どれも、抱き方や座り方を変える工夫です。これとは別に、自分の体のほうを整える動きもあります。
イス軸法は、イスから立ち上がる5秒の動き
イス軸法は、イスから立ち上がる動きで、5秒ほどで終わります。道具は何も要りません。この立ち上がりを通して、体の軸を作っていきます。イス軸法のあとに、体が動かしやすくなった、という方がいます。
ふだんイスから立ち上がって生活できているなら、産後何か月であっても試せます。
赤ちゃんを抱っこしたままではなく、おろしてから試すと安心です。この動きは、寝かしつけのあとや、授乳のあとなど、イスから立ち上がる場面で試せます。授乳のあとは、ゆっくり立ち上がると安心です。
イス軸法を作ったのは、整体と太極拳を長く教えてきた西山先生です。たくさんの人の体を見るなかで、立ち方がいちばん大事だと気づいたところから生まれたのが、イス軸法です。ただ、イス軸法そのものは、骨盤矯正でも整体でもありません。
イス軸法をひとりで試していると、この動きで合っているのかな、と思うことがあります。そんなときは、人に見てもらう方法もあります。
家から出づらいときは、出張のパーソナルレッスンがあります

赤ちゃんを連れての外出は、それだけで大仕事です。自分の立ち上がり方を、人に見てもらう機会もあまりありません。
イス軸法のパーソナルレッスンは、東京都内と埼玉県の一部地域に、出張でうかがいます。骨盤矯正の出張ではなく、イス軸法のレッスンです。対応地域の外の方には、オンラインのパーソナルレッスンもあります。詳しくはパーソナルレッスンのページにあります。
どれがよいか迷うときは、次の見分け方が目安です。
- 家に来てほしい方:出張のパーソナルレッスン
- 東京で、まず動きを見てもらいたい方:イス軸法の体験会。インストラクターが、イスから立ち上がる動きを横で見て、合っているかを一緒に確かめます
- 対応地域の外の方や、家から出られない方:オンライン
体験会に赤ちゃんを連れて行けるかどうかは、会場によって違います。まず問い合わせて確かめるのが確実です。連れて行ける会場でも、授乳スペースがあったり、赤ちゃんを見ていてくれる人がいたりするわけではありません。その点は、ご自身で備えておくと安心です。
骨盤の左右差が気になるときは、院でみてもらうのがいちばん早いです。自分で見比べる方法を知りたい方は、こちらのページに書いています。
人に見てもらう前に、イス軸法がどんな動きなのかを目で確かめておきたい方もいると思います。
女優の土屋アンナさんが体験している動画があります
女優の土屋アンナさんが、自分のYouTubeチャンネルでイス軸法を体験している回です。
- 4分ごろ〜13分半ごろ:インストラクターが土屋アンナさんの体に触れながら確かめていく場面です。見るだけで大丈夫です
- 13分40秒ごろ〜:動かしやすさを確かめるチェックのあと、14分30秒ごろから、イス軸法の、イスから立ち上がる動きを実際にやってみせる場面です
赤ちゃんが寝ている間に見るなら、動画の14分30秒ごろからだけでも、動きの流れはつかめます。
イス軸法の動きが分かってくると、今度は、これで産前の体に戻るのかな、という疑問が出てきます。
「骨盤を閉じれば痩せる」って本当?
産前のパンツが入らないのは、骨盤のせいだと思いたくなります。ただ、体型も腰の重さも、骨盤だけで決まる話ではないようです。骨盤を閉じれば痩せる、と言い切れるものでもありません。
イス軸法も、体型を変えるための方法として紹介しているものではありません。骨盤矯正の代わりに受けるもの、という話でもありません。
イス軸法を試す前に、ひとつだけ見ておいてほしいことがあります。
こんなときは、試す前に聞いてください
イス軸法を試すとき、ほとんどの方は気にしなくて大丈夫です。次に当てはまるときだけ、試す前に聞いておくと安心です。
出産時の傷が痛むとき・帝王切開だったとき
出産時の傷(会陰の傷や帝王切開のお腹の傷)が強く痛むとき、悪露(産後の出血)が増えているとき、発熱があるときは、イス軸法を試す前に、出産した産院に電話で相談してください。バースケアラー協会の記事でも、これらに当てはまる場合は、整体よりも先に医療機関へ相談するよう書かれています。
傷の痛みなどで、立ち上がるのがつらいときは、無理にイス軸法を試さず、健診のときに相談すると安心です。
立ち上がる動きがしんどい日・クラッとするとき
傷の痛みがなくても、立ち上がる動き自体がしんどい日は、無理に試さなくて大丈夫です。心配なときは、助産師さんなどに、イス軸法を試してよいか確認してもらうという手もあります。
寝不足の日や、食事が抜けているとき、授乳のあとは、立ち上がったときにクラッとしやすくなります。クラッとしたら、そこでやめて座ってください。
痛みや尿漏れが続くとき
腰が重い、という程度であれば、試す前の相談は要りません。
尿漏れが続くとき、腰や骨盤の前の下のあたりの痛みが続くとき、生活に困るほど強いときは、イス軸法を試す前に相談してください。イス軸法は、医療の代わりになるものではありません。
こうした相談は、出産した産院に、電話でできます。尿漏れが長く続くときは、泌尿器科や婦人科でも相談できます。お住まいの自治体の産後ケアや子育て支援の窓口でも、体のことを相談できる所があります。
妊娠中・入院中の方へ
妊娠中の方や入院中の方は、かかりつけの先生の指示が先です。イスに座って立ち上がることができれば、妊娠中でも出産直後でも試せる動きですが、まず先生に聞いてください。
骨盤ベルトを着けているとき
骨盤ベルトを着けている方は、外してから試すと安全です。
当てはまるものがなければ、イス軸法は今日このあとにでも試せます。
あなたも変化を体感してみてください
赤ちゃんを抱っこしているときは、いったんおろしてから。骨盤ベルトを着けているときは、外してから。赤ちゃんが寝たあと、座っているそのイスで試せます。
立ち上がる動きなので、クラッとしたらそこでやめて座ってください。
イス軸法の前と後で見比べるチェックを、動画に戻らなくてもできるように、2つ書いておきます。
首をゆっくり左右にねじって、ねじりやすい側を覚えておきます。その場で足踏みをして、どちらの足が上げやすいかも見ておきます。
診断ではなく、この2つは見比べるための目安です。痛みが出たら、そこでやめてください。
- 今の状態をチェック
- イス軸法を試す
- イスに座ってリラックスする
- お辞儀をしながらお尻を浮かせる
- ゆっくり起き上がる
- 同じチェックをして変化を比べる
詳しくは動画を見るか、やり方のページをご覧ください。
イス軸法は、見た目はイスから立ち上がるだけですが、同じ動きでも、ちょっとしたところで感じ方が変わります。1回やってみて何か変わったら、体験会やパーソナルレッスンで、インストラクターに横で見てもらうと分かりやすくなります。
