介護現場で実践されている高齢者の移動・移乗を楽にする体の整え方 | 体軸の学校AXIS

介護現場で実践されている高齢者の移動・移乗を楽にする体の整え方

介護で使える

「移動や移乗」の負担が減ると、介護の体の疲れ方が変わる

介護の現場や、ご家庭での介護において、移動や移乗の介助は最も身体的負担の大きい作業の一つです。

介護する側にとっては腰痛や肩こりの原因となり、介護される側にとっても不安や痛みを感じたり、介護してくれる人の体が心配になることが少なくありません。

多くの介護者が介助技術の習得や福祉用具の活用を試みていますが、実は「体の使い方」自体を変えることで、介助の負担を大きく軽減できる可能性があることをご存知でしょうか?

特に「体の軸」と呼ばれる身体の中心を通る感覚的なラインが整っているかどうかが、持ち上げる力の効率や安定性に大きく影響しています。

介護現場での体の軸活用事例

「腰痛がなくなり、介護を続けられるようになりました」

介護施設で働く50代の鈴木さん(仮名)は、長年の介護業務による慢性的な腰痛に悩まされていました。

「移乗介助の際に強い腰痛が出るようになり、このままでは仕事を続けられないかもしれないと不安でした。利用者さんが安心して介助を受けられるよう笑顔で接したいのに、痛みでつらい表情になってしまうことも…」

そんな鈴木さんが体の軸を整える方法を同僚から教えてもらい、実践したところ、驚くべき変化がありました。

「体の軸を整える簡単な方法を教えてもらい、毎朝と介助の前に実践するようにしました。すると、移乗介助の際に腰にかかる負担が明らかに減り、以前は痛みで持ち上げられなかった利用者さんも、今ではスムーズに介助できるようになりました。利用者さんからも『楽に抱えてもらえる』と言われるようになりました」

鈴木さんのような体験は他の介護職や家族介護者からも多数報告されています。

訪問介護士の40代の女性は「体の軸を作ることで、体重が重い利用者さんでも安定して介助できるようになった」と言います。また、80代の男性(同年代の奥様を介護)は「体の軸を整えてから、体を起こしたり移動を支える時の妻の不安感が減って協力的になった」と変化を語ります。

これらの改善は、体の軸を整えることで介助動作の効率が高まり、介護者と被介護者双方の安定感が増すためと考えられます。

※効果には個人差がありますが、多くの方が実践を続けることで何らかの変化を実感されています。

なぜ体の軸ができると介護動作が楽になるのか

なぜ体の軸が整うと介護の移動・移乗が楽になるのでしょうか?

整体の視点から考えると、主に3つの理由が考えられます:

  1. 全身の力をうまく使える:体の軸が整うと、足や腰の力が上半身に効率よく伝わります。これにより、腕の力だけでなく全身の力を使って持ち上げることができ、特定の部位(特に腰)への負担が大幅に軽減されます。
  2. 体のバランスや安定感が上がる:適切な体の軸ができると、介助時のバランスが格段に安定します。これにより、介護者も被介護者も安心感が増し、緊張が緩和されるため、より少ない力で動作が完了できるようになります。
  3. 動きがスムーズになる:体の軸が整うと、身体各部の連動性が高まり、動きがよりスムーズになります。ぎこちない動きや無駄な力みが減ることで、介助される側の痛みや不安も軽減される可能性があります。

※こちらはあくまで個人的な推察になります

介護の現場では「ボディメカニクス」と呼ばれる効率的な体の使い方が重視されますが、体の軸を整えることはその基礎となり、技術の効果を高める可能性があります。これは介護者の身体の負担の軽減だけでなく、介護される側の心理面も楽になり、介護の質の向上にもつながるでしょう。

体の軸を簡単に作る方法

「体の軸」と聞くと、専門的なトレーニングや長期的な練習が必要と思われるかもしれませんが、実は非常に簡単に作ることができる方法があります。

それが「イス軸法」です。

イス軸法とは、整体の技術を応用して、誰でも簡単に体の軸を作ることができる特殊な方法です。介護者の方でも無理なく行えるよう設計された、たった5秒の簡単な動作です。

基本的なイス軸法のやり方:

  1. 椅子に浅く腰掛けてリラックスする
  2. お辞儀をしながらおしりを浮かせる
  3. ゆっくり起き上がる

これだけです。この単純な動きの中に、体の軸を整えるための重要なポイントが含まれています。介護業務の前や、腰に負担を感じたときに行うことで、より楽に介助ができる可能性が高まります。

介護の負担を軽減する体験をしてみませんか?

ただし、イス軸法は「やり方」だけでなく、「体験」することが最も重要です。特に介護の現場でより効果的に活用するためのポイントがあります。

「介護による腰痛を軽減したい」
「介護される人の安心感を高めたい」
「より長く介護を続けられる体を作りたい」

そんな方には、インストラクターの指導のもとで正しく行う「イス軸法体験会」がおすすめです。体験会では、安全な方法はもちろん、ご自身の体の変化を確認し、介護現場に取り入れる方法を学ぶことができます。


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※介護職の方はもちろん、家族で介護をされている方にも役立ちます。
※実際の介護動作に応用する方法もご質問いただければお伝えできます。
※「腰痛が改善した」「介護される方も楽になった」という声が多数寄せられています。

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